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が約53.3%(57件)、「現行程度の容量がないと困る」とする回答が約40.2%(43件)と、概ね半々であった。「減量しても良い」とする回答の容量(平均値)は約116.6リットルであった。
c. シートレイアウト
一部対面シート(後ろ向きシート)については、「対面シートは不要」とするものが約46.7%(50件)、「対面シートはやむをえない」とするものが約36.5%(38件)と、後ろ向きシートを不要とする意見が若干多かった。その理由としては安全性、快適性などが挙げられている。
?仕様の標準化について
ノンステップ・バスの仕様の標準化については、標準化に賛成が約32.8%(40件)、「大幅な価格低下が可能なら賛成」が約47.5%(58件)と、回答者の約80%(98件)が肯定的であった。
a.現在ユーザ特別仕様である項目のうち、標準化仕様の設定に盛り込むべき項目ノンスリップ床材などの床上張り、シート形状やシート生地などシート関係、室内スタンションパイプ、ヒータ付き運転席窓、ランプ関係等を挙げる意見が多かった。
b.標準化を望む項目
タイヤサイズ(管理上、および価格面のメリット)、変速機(フィンガーコントロール、AT車)、方向幕、運転席仕様等が挙げられた。

 

(2)ノンステップ・バスの価格
ノンステップ・バスの購入に際してバス事業者が負担する金額について、第一次アンケートで質問したところ、回答者平均で107程度(従来のバス価格を100とした場合)という数値が示された。
一方、前述の仕様(計画値)によるノンステップ・バスのコストは、輸入車に比べて大幅に安い、従来車比140程度(従来のバス価格を100とした場合)と想定される。今後のコストダウンの可能性としては、例えば次のようなことが考えられる(東京大学工学部鎌田助教授の想定例)。

 

 

 

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